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2007年 04月 11日
キラウエアクレーターを中心とするハワイ島のボルケーノは 今も火山活動が続いています。 おそらく今、世界で一番活発に活動している火山ではないかと思います。 火山活動といっても、日本の観光地ように白い煙が出て、温泉卵という程度ではなく、 運がよければ、単なる観光客でも溶岩が赤く流れているのを見ることができるという 世界でも稀に見る火山です。 現在の活動の中心はキラウエアからやや東側。 「Pu`u `O`o」火口からの噴火です。 キラウエア火口を一周する道路から東にそれ、 チェーンオブクレーターロードを走っていくと溶岩で道をふさがれ、そこが終点になります。 そこから歩いていくと溶岩の活動が活発で赤い溶岩の見られる場所なのですが、 そこからの距離や、溶岩の状況はそのときの火山の活動によります。 2002年、非常に活発な時期があって、 そのときの活動でどんどん道路が短くなったのですが、 終点部からすぐのところを溶岩が流れていました。 赤い溶岩を見るのも歩いて5分ばかりのところでした。 車から降りると、夕方で日も落ちて涼しくなるはずですが、 溶岩で暖められたところから強く風が吹いてくるのでまるで温風ヒーターです。 空気も溶岩のためか少し息苦しい感じで涙が止まりません。 黒い溶岩の亀裂から赤い溶岩の光が見え、 そうしているうちに黒い溶岩の一角が崩れ落ち中から赤い溶岩がどっと湧き出してきます。 粘性を持った溶岩は外に出るとみるみる冷えて黒くなっていきます。 亀裂からアメーバ状の生き物のようにじわじわと染み出して、 外に出てくるとどんどん温度が下がり、みるみる黒くなっていきます。 上の2枚の写真はほとんど同じ場所から写したものですが、 溶岩が増えているところがわかると思います。 右のほうに白っぽく見えるのが草で、 溶岩の一区画の大きさは1mより小さいくらいだと思います。 暗いので手持ちのカメラでは写真はぶれたものばかりになってしまいました。 三脚を設置していた人も強風でかなりカメラが揺れています。 夜の暗さを増してくると、よりいっそう赤い光が目立ち。 遠くを眺めると広大な溶岩台地のあちらこちらに赤い光が点々と光っています。 言葉も出ず、とにかく自然の驚異に圧倒されました。 キラウエア火山の溶岩情報のweb:http://hvo.wr.usgs.gov/kilauea/ 溶岩は非常に高温で危険なので、歩き出す前の注意書きはよく読み、 レンジャーや標識の指示に従ってください。 ある程度のガスも発生していそうなので、呼吸系等に病気のある方や 小さなお子さんには注意が必要です。 歩きにくい場所になっていますので、サンダル等は避けしっかりとした靴を履いて下さい。 溶岩にはガラス質を含んでいるので、転倒すると擦り傷には注意です。 また、溶岩の薄いところを踏み抜く危険性もあります。 爆発する危険性の少ない溶岩なのでかなり近くまで寄っていく人がいますが、 溶岩の中に空気等を含んで、まれに破裂し、 高温の溶岩が飛び散ることもありますから注意してください。
by TAMA_hawaii
| 2007-04-11 22:59
| 火山
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